種ともこからのメッセージ 2018.5.14
新緑の美しい季節になりました。
弾き語りツアーが終了し、ほっとした気持ちの中でこれを書いています。
「種からつなげよう」チャリティー企画、最終募金額はライブ盤「種からつなげよう~笑ってて」の収益の一部と、トークショー最終回のオークションの収益、合わせて ¥219,500- となりました。
こちらを釜石のNPO法人ガバチョ・プロジェクトさんにお渡しすることにいたしました。
こちらのNPO法人では釜石にゆかりのある小説家・劇作家、井上ひさし氏のファミリー記念館の設立を目指して活動されています。
理事長の山崎眞行さんは、以前ワタシが大槌の夢宇民さんでライブしたときに、ゲストでフルートを演奏していただいたりもしました。同じ音楽でもつながってるかたに最終回の募金ができたことに、ひとしおの感慨を抱いています。
また、今回の弾き語りツアーでもガバチョ・プロジェクトさんが主宰するコンサートに出演させていただきました。(その模様はこちら)
山崎さんは震災で自宅を失い、避難所で生活する中で、そこで演奏会を行い、音楽が多くの人の心を暖めていくさまを直に目の当たりにし、改めて音楽の強さに気づいたそうです。今も多くの地域の合唱団や吹奏楽団体の指揮者として、多くの方に音楽の癒やしを共有しようとされています。
お渡しする募金でテレビモニターを購入し、活動記録や井上ひさし関係のプレゼンテーションに活用されるそうです。写真もいただきました。
みなさまのお心にこの募金先の選定がかないますように。
今回、ツアーで大槌を訪れ、エコたわしのメンバーのみなさまに再会しました。うれしかった。街もまた少し、町並み、とまではいきませんが、建設中のお家が少しずつ増えて来ました。
復興。まだまだ。でも。すこしずつ。
30年間プロとして音楽やってきて初めて作ったライブアルバムが、こんな形でいろんなつながりを育てる「種」になってくれて、ホントにうれしい。
それを可能にしたのはチーム種ともこのみんなと、ストロボカフェのみんなと、そしてそして!ライブに来てくれたみなさまのおかげです。ホントにありがとうございました!
窓から新緑の見える仕事場でワタシは考えています。人生はホントに不思議。これからも多くの不思議な出会いが芽吹いてゆくといいな。
震災というできごとは恐ろしく、そして悲しいできごとでした。ワタシのような無力な者にも、何かしなければいけない!と立ち上がらせたくらい、圧倒的に恐ろしく悲しい出来事でした。
でも、その「何とかしなければ」という想いを今日まで少しでも何らかの形にすることができたことで、自分のココロが、強く、豊かになった気がしています。
自然は強くて、恐ろしい力を持っていて、そして同時にもろくて美しくて優しいです。そんな自然に対して、これからも、人間として強く、優しく、そして謙虚に、生きていきたい。そして、そんな人間同士暖めあって生きていきたい。そんなふうに思えるココロを揺らす音楽を創りたい。
そう願っています。
もう一度、最後に言わせてください。「種からつなげよう」を応援してくださって、ありがとうございました!
ガバチョ・プロジェクトの皆様
第11回募金 ¥219,500-
募金先 「NPO法人ガバチョ・プロジェクト」
種ともこからのメッセージ 2016.8.31
暑い夏ももうそろそろ終わり。と思うと蝉の声が愛しい、と思いながら仕事部屋でこれを書いてます。
「種からつなげよう」チャリティーライブはおかげさまをもちましてで5年間、30回をもちまして一旦休止させていただきます。
最終締めの精算では¥398,649という今までの最高金額を出すことができました。締めが通常より長かったこともありますが、ひとえに会場に足を運んでくださったみなさまのおかげです。
本当にありがとうございます。心から感謝します。
今回の募金先は「石巻日日こども新聞」さまにお渡しすることにしました。
震災後一年の2012年3月11日創刊。地元の子供達が記者になって取材をし、季刊で発行されてます。ワタシが石巻でライブをしたときにお知り合いになりました。
募金の使途ですが、来年3月、ケンブリッジで開催されるJapan Dayというイベントに参加するための往復旅費に使っていただきます。
このイベントは、ケンブリッジの嘉悦センターが主催で、現地の方々に日本文化をご紹介し体験してもらうイベントとして毎年開催されているそうです。この機会に石巻の子どもが、現地の子どもたちと震災の経験を共有し、災害や防災について話し合うことを目的とするものです。しかし往復旅費は自己負担となるため、保護者にその負担をお願いするかどうか悩んでいたところだったそうです。2名~3名の渡英費となるそうです。
みなさまのお心にこの募金先の選定がかないますように。
「石巻日日こども新聞」さまからは逆にうれしいオファーをいただきました。今回のワタシからの募金を喜んでくださって、種ともこのファンの方限定100名の方に特別にこの新聞を1年間無料で送付してくださることになりました。今後、種ともこのライブ会場に芳名帳を置きます。無料購読をご希望の方はそちらにお名前とご住所を書いてください。100名に達したら締め切りとさせていただきます。
どうか、ワタシのライブにお越しになったら芳名帳にご記帳くださいませ。
ちなみにこの住所、氏名は個人情報ですので、これ以外に転用されることは決してありません。ご心配なく。
チャリティーは残るところあと一回です。それは「種からつなげよう~笑ってて」のライブ盤です。
こちらは売り上げの一部を募金させていただくことになってます。
ぜひ、こちらよろしくお願いします。ワタシの30年のキャリアのなかで初めてのライブ盤。この5年間をぎゅっと濃縮したような音が詰まってます。自分の曲だけでなく、いろんな歌を歌ってます。詳しくはこちらを!
http://www.tomokotane.com/release/news160624/
それでは残暑厳しい折、お体には気をつけてくださいね。そして、募金をいつもありがとうございました!
第10回募金 ¥398,649-
募金先 「石巻日日こども新聞 」
種ともこからのメッセージ 2016.2.12
みなさま、寒い日が続いておりますがお元気ですか?
今回の募金先の選定が大変遅れてしまったことをまずお詫びします。ワタシの個人的な多忙や体調不良もあり、また、年月が経ち、風化、情報不足もあって、被災地の状況が大変見づらくなっているという事情も存在しました。
しかしながら、これだけ大幅に遅れたことは貴重な募金をいただいた皆様にホントに心苦しく思っておりました。ごめんなさい。
今回の募金先は相馬にある、NPO 法人 みんなのしあわせプロジェクトが運営する「工房もくもく」になりました。障がい者の方たちが働ける作業所で、この春オープン予定で,今その準備をなさっているところだそうです。エアコンの購入費用の一部に使っていただきました。準備中の様子は、代表の佐藤さんのブログ(http://minamisoma-fc.jugem.jp/?eid=1388)にあります。
写真がそのエアコンです。たまたま掘下さゆりさんが遊びに来た時に写真を撮ったそうです。(さゆりちゃんにこちらのNPOをご紹介いただきました。堀下さん、感謝!)
このチョイスが募金をくださった皆さまのお心に叶いますよう願っております。
「種からつなげよう」の募金精算は残すところあと2回です。誠実に、遅れないよう頑張っていきたいと思ってますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
第9回募金 ¥143,470-
募金先 NPO 法人 みんなのしあわせプロジェクト「工房もくもく」
種ともこからのメッセージ 2015.2.20
春が近いですね。
もうすぐ5回目の3.11を迎えようとしています。
みなさまと、そしてスタッフのおかげで、5年めを迎えることができました。
まずはお礼を言わせてください。いつもありがとうございます。
2014年下半期に精算した募金は陸前高田の手作りパン店「母笑(ががにこ)」さんにお渡ししました。こちらは津波で自宅を流され、職も失いましたが、「生かされた命。今後は好きなことをして役立ちたい」と趣味だったパンで起業を決意されました。
息子さんには知的障害がありますが、小さい時から絵を描くのが好きでずっと描いてらっしゃいます。でも描きためた200点以上の絵を震災で流されてしまい、一時はシッョクで絵を描けなくなりましたが、さまざまな支援で絵の具などが揃い、現在は亡くなった方々に捧げる「祈り」シリーズを描いていらっしゃいます。 お客様が寛いで絵を見たりお茶を飲んだりゆっくり過ごせるように、パン工房の中にイートインスペースを設け、息子さんの絵も飾り、仮設住宅に住んでいらっしゃる被災者の方々が集える憩いの場にしたいとのお考えだそうです。
絵に関心がある人にはアトリエにも足を運んでもらえればと思ってらっしゃいます。
お店とアトリエの2つの建物を結ぶ屋根があれば、寒かったり、天候が悪かったりしても人がもっと簡単に行き来できるのではと。今回の義援金はこの二つの建物の出入り口にひさしを掛ける原材料費に当てていただきます。
工事自体は周りの友人達がお手伝いしてくださるそうです。仮設住宅というと、孤独とか、コミュニティーの不足とかが指摘される今日この頃ですが、この「母笑(ががにこ)」さんの周りには、暖かい人と人との交流が流れている様子が伝わってきて、ほっとする思いがします。
どうか、このたびの募金先の選定が、募金してくださったみなさまのお心に叶いますことを願っております。
そして、これからもどうかよろしくお願いします。これからもこの小さな種がいろんな方々とつながっていけますように。5年めを迎えても、お互いの心が遠くなりませんように。
第8回募金 ¥176,945-
募金先「母笑(ががにこ)」
種ともこからのメッセージ 2014.9.1
残暑厳しい折、お元気ですか?
いつも募金ありがとうございます。
おかげさまでみなさまからの募金の精算、7回目になります。
みなさまと、そしてワタシをサポートしてくれるスタッフのみんなのおかげで、ここまで続けてこられました。
深く感謝したいと思います。
2014年上半期の募金は大槌にある子どもたちの居場所作りをしている、「社会福祉法人 夢のみずうみ村 子ども夢ハウスおおつち」さんにお渡しいたします。
被災地の子ども達が遊ぶ場所がない。そこをなんとかしたい、というお話を伺いました。でも正直、遊ぶなんてどこでもできるんじゃ?と思いました。
今年5月、大槌に行きました。
街全体が工事現場です。土砂の山と行き交うダンプカー。ビニールシート。仮設住宅。これ以外のものはほとんどありません。友達の家に行くのにも、土砂を積んだトラックがびゅんびゅん駆け抜ける歩道もない道を歩いて行くしかありません。
危ないな。
お母さん達が「遊びに行っておいで」と言える状況がないんです。
せめて公園を作りたい。と思われたそうです。
盛り土するまでは使っていいよ、と貸してもらった土地に、いろんな方から頂いた木材で遊具を作り、公園を作り、貸してもらった一軒家を学校帰りの子ども達が過ごせる、集まれる場所にしました。
今回大変詳細な使途のご報告をいただきました。全部載せると長くなるので、ざっと端折って、写真も送っていただいたので、それを載っけますね。(写真があると嬉しいな。子ども達の顔も見えるようで嬉しいです)
バスケットゴールの先は、まだ更地のままの大槌中心部だったところです。
これからも長い復興の道筋ですが、子ども達には元気で笑顔で遊んで欲しいな。今回の募金先の選定が、募金をくださったみなさまのお心に叶いますことを願っています。
どうかこれからもよろしくお願いします。これからもたくさんの人々とつながっていけますように。小さなヘルプを差し出す勇気を持っていられますように。みなさまが健康で毎日過ごされますように。
いただいた使途明細
ーーーーーーーーーー
義援金の使途です。
①子どもたちが使える作業道具、調理器具を購入させて頂きました。
②地域の子どもたちが遊ぶ公園にバスケットゴールを設置させて頂きました(以前使用していたゴールが壊れた為)。
↓「夢ハウスおおつち」から、写真が届きました!
第7回募金 ¥206,331-
募金先「社会福祉法人 夢のみずうみ村 子ども夢ハウスおおつち」
種ともこからのメッセージ 2014.1.22
寒い日が続いています。風邪なんかひいてませんか?
おかげさまをもちまして、「種からつなげよう」義援金も第6回めのシメになります。
隔月のチャリティーライブに足を運んでくださるみなさま、ツアーの際に募金箱にお金を入れてくださるみなさま、そしていつもワタシを支えてくれるスタッフのみんな、に深く深く感謝したいと思います。
この冬、生まれてはじめて大槌を訪れ、当時の話や今の生活ぶりやこれから将来への想い、などを多くの人たちと話し合えた経験が、ワタシの貴重な宝物になりました。
復興に対して何ができるのか、何が大切なのか、改めて考えました。
行ってみて初めてわかることの多さにも改めて気づきました。
それから。
東北の海と人が大好きになってしまった!
自然はこわい。けど美しい。
そういう自然のなかで人間は生きてるんだ。そこからスタートしたい。
そう思いました。
今回は「赤浜の復興を考える会」にみなさまからの義援金をお渡ししたいと思います。こちらは集落の住民の皆さんの賛同を得て、国交省が計画する14.5mの沿岸防潮堤を拒否し、防潮堤を作らずに住民が高台に移る復興計画を立てていらっしゃる団体です。
50年しか保たないコンクリートの壁を作るより、高台に住宅地を整備する。
その計画を推進するための事務費、冬期間の会場使用に伴う灯油代、事務局員の自家用車借り上げのガソリン代、各仮設住宅ごとのお茶っこの会の茶菓子代、HPの更新経費等にあてていただきます。
ワタシのこの選択が、大切なお気持ちをいただいたみなさまのお気持ちに叶いますように。と願っております。
会長の川口博美さんがおっしゃった言葉を今も思い出します。
「人間は自然には勝てない。人間が作ったものは必ず壊れる。俺がしたような思いは孫子の世代には絶対にさせん。」
自然と調和して生きる。人間同士助け合って生きる。
シンプルだけど時々難しい。でもこれがいちばんいい生き方のように思います。
もう少しで3年経とうとする今、もう一度このことに思いを馳せてみたいと思います。
どうか、これからもよろしくお願いします。
「種からつなげよう」は4年目を迎え、さらに多くの人とつながっていけるよう歩いて行きたいと思っています。
第6回募金 ¥194,543-
募金先「赤浜の復興を考える会」
種ともこからのメッセージ 2013.8.14
猛暑の続く中、このお便りを書いています。
ネットのニュースで、未だに「認定死者」の申請をされてないご遺族の方々がたくさんいらっしゃる、というお話を目にしました。
遺体がなくても警察の捜索記録の書類がなくても、家族の申請さえあれば死亡と認定される死者のことです。
まだ気持ちの整理ができない。
人間はなかなか想いを断つことができないもの。
気持ちはわかります。
ゆっくりゆっくり歩いて行かなくては。早歩きじゃカラダだけでココロは一緒についてきてくれないんですよね。
復興。
早く街を再建したい。なかなか復興が進まない。スローすぎてあきらめて出て行く人も。そのなかでもゆっくりゆっくり歩いて行けるといいな。
何十年も続く廃炉の作業も、焦らず、でも確実に進むといいな。原発はやめたいな。そんな想いも静かに、でもクリアに政治に届けられるといいな。
ワタシもできることは限られてますが、焦らず、ゆっくり歩いて行きたいです。
義援金をとりまとめるのも5回目になります。
今回は7月のストロボでのライブに美味しい会津のお米を売りに来てくれたやまだズの娘、山田みきちゃん率いる「笑門来福 にこにこ袋」(会津喜多方 やまだズのお米)にみなさまからの義援金をお渡ししたいと思います。
どうか、これが、大切なお気持ちをいただいたみなさまのお気持ちに叶いますように。と願っております。
風評被害と戦いながら、全袋検査して出荷されている美味しいお米です。ワタシも食べた。美味しかったです。
手売り販売の現場への交通費、この活動に関わる件での会津および、東北被災地までの交通費などに使っていただきます。
この国に生まれてきてよかった。
だけど、この国の未来が少し心配なんだ。
そんなとき、ただ悲観したり文句言ったり誰かのせいにしたり、それだけじゃなくて、自分にできることは何かしたいな。
それが小さなことでも、小さなことだからこそ実行するのが恥ずかしいけど、でもそれをする勇気を持ちたいな。
そんな気持ちから始まったこの企画。
いつもヘルプしてくれるスタッフにお礼を言います。
そして、それを続けさせてくれるみなさまにも。
ありがとう!
第5回募金 ¥181,203-
募金先「やまだズのお米」
種ともこからのメッセージ 2013.2.19
寒さが続いてますが、みんな元気ですか?
この前久々に、ネットで、あの地震の瞬間の映像だとかを見ていて思いました。
こんなにも忘れている!と。
あの時のこと、強く心に残っていると思っていたのに、映像を見て掘り起こされる気持ちがこんなにもあるんだ、と気づかされたのです。
それはこの二年の間にいつの間にか眠っていた気持ちなんです。
風化。しょうがないことだけど、でも、折々にふり返りながら歩いて行かないと、と肝に銘じました。
この一年で、復興関連でいろいろな出会いがありました。他にもワタシと同じように思いながら、何かしたいと思いながら日々を過ごしている人たちがいる。そのことを再確認し、うれしく思いました。放射能の勉強会に参加させていただいたりもしました。
今回の義援金は、去年ライブをさせていただいた「ピースいわて復興市」を通じてお知り合いになった「大槌エコたわしプロジェクト」に送らせていただきます。どうか、これが義援金をくださったみなさまのお心に叶いますように。
http://homepage1.nifty.com/snowparadise/ecotawashi1.htm
このエコたわしかわいいの。ぜひ使ってみてください。「大槌エコたわしプロジェクト」とは今後も別の形で関わらせていただければと思っております。
月日がたっても心がばらばらになりませんように。新しい出会いがありますように。新しい国、エネルギーのあり方について、みんなで楽しく考えてゆけますように。
「種からつなげよう」に携わる全てのスタッフに感謝します。
そして義援金をくださった全ての方々にももう一度感謝します。
ありがとうございます!
第4回募金 ¥113,210-
募金先「大槌エコたわしプロジェクト」
種ともこからのメッセージ 2012.9.7
残暑厳しいなか、もくもくとした入道雲を眺めながら書いています。
一年が過ぎました。元気に復興へと歩いている人たちと、疲れて座り込んでいる人たちと、足並みが様々であるようにも思えます。原発を巡っても多くの人たちが官邸を囲み、多くの想いが集まるなか、再稼働が決まったり様々。でも、長い道のりなんだもの。途中で休んでもいいや。早く着きたいと焦らなくていいや。そう思いながら歩いて行きたいなあ。そう思っています。
そんななかですが、ツアー各地で多くの人たちから暖かいお気持ちをいただきました。本当にありがとうございました。
ツアーファイナルをもちましていったん締め、第三回目の精算をいたしました。
今回の義援金は「種からつなげよう」の7月3日のライブにもお越しいただき、お話を伺わせていただき、また写真も展示していただいた写真家、小林伸幸さんが代表で活動されている「3.11肖像写真プロジェクト」に届けさせていただくことにいたしました。これが、お気持ちをいただいたみなさまの心にかないますよう願っています。
http://311portrait.com/jp/?page_id=11
二年目を迎え、継続することの大切さをひしひしと感じています。ワタシにそう感じさせてくれるすべてのスタッフと義援金をいただいたすべての方々に、ここでもう一度感謝したいと思います。
ありがとう!
第3回募金 ¥252,533-
募金先「3.11肖像写真プロジェクト」
種ともこからのメッセージ 2012.1.31
2011年は長い長い一年でした。
2012年、元旦早々に揺れて、「あ~今年ものっけから地震かあ。」と思ったりもしました。
前回の精算から三ヶ月ですが、2011年度分と言うことで第二回のシメをしました。
手を動かして何かを作る。そんな作業が誰かの心を少しでも温めてくれたら。そしてそこから少しでもお金が生まれれば。
今回はこちらにサポートさせていただくことにしました。義援金を頂いたみなさまのお心にかないますように、と願っています。
http://www.socialconcierge.org/
最近また地震が多いですね。自然の力には適わない、自然の恵みを頭を垂れて待つしかない。人類が遠い遠い過去から持ち続けて最近手放したこの感情を、また大切にココロに持ち続けるべきなのかもしれません。
そして、自然の前に無力なワタシ達、みんな助け合わなきゃいけない。そう思います。
このプロジェクトを続行するために力をくれる全てのスタッフと、義援金を頂いた全ての方に深く感謝します。
ありがとう。
第2回募金 ¥400,335-
募金先「ソーシャルコンシェルジュ」
種ともこからのメッセージ 2011.9.1
3.11からもうすぐ半年です。
多くのものが変わって驚きました。相も変わらずのものにウンザリもしました。
変えることができない感情も経験しました。変わらないで欲しいもの、変えなきゃいけないもの、どっちもいっぱい。
この半年に募金にご協力いただいたすべての方々に言いたいです。
ありがとう!
一旦ここで第一回清算をし、お金の届け先を決めました。
これには悩みました。
いったいどこに届けたら効果が高いんだろう。いったい誰に届けばいいのだろう。
ご協力していただいた方々は、どこに届けばいいと考えてるんだろう。
ワタシなりに考えて、スタッフとも相談して決めさせていただきました。
次回からどこに送るかは、その時その時にまた判断していこうと思います。どうか、皆様のお心にかないますように。
ワタシ一人では大したことはできません。でもつなげていこうと思っています。
今後の復興のために歩く道のりをいっしょに歩いていただけませんか?
なくした過去や、なくすかもしれない未来をこえて。
第1回募金 ¥265202
「笑ってて」 配信収益金 |
4月分 ¥28388-
5月分 ¥12467- |
ライブ会場での募金 |
3月~8月 \224347- |
第1回募金先「美味しい食べもの届け隊」(現・被災地支援団体 aoSORAnt)
種ともこからのメッセージ 2011.3.26
今回の東北関東大震災でお亡くなりになった方々に心からご冥福をお祈りします。
そして被災された方々にお見舞い申し上げます。
かけがえのないものを失い、大丈夫だったものが大丈夫でなくなる。
この悲しみをどうしたらいいのでしょう。
ひとりの音楽家として、ワタシができることはあまりにも小さいです。
ただ歌うだけ。
でもそのことで少しでも人々のココロに灯りをともすことが出来たら、と願っています。
「笑ってて」
(作詞・作曲・アレンジ 種ともこ アディショナルアレンジ 田中潤from ゲントウキ)
そんな想いでこの曲を作りました。
希望と笑顔を届けたい。
この曲から発生する収益は全て信頼できる機関に送らせていただき、東日本大震災の義捐金といたします。
お金をいくらもらったって、なくしてしまったかけがえのないものは帰ってこない。
でも、私たち、これから生きていかなくてはいけない。
そして助け合うことによってしか生きていくことはできません。
だから助けたい。支えたい。笑顔が見たい。
ワタシ、コドモと山登りするんです。コドモが「疲れたよー」と言うと、じゃあ歌を歌いながら歩こう!といいます。コドモは「そんなの気休めだよー」と言います。
「そうだよ。気休めだよ。そんな気休めで足が前に進むなんて、魔法じゃない?」
ワタシは、歌にはそういう魔法があると信じています。
2011年3月22日 種ともこ
追記
今回、流通会社は手数料を取らないと言ってくれました。
また普通の配信スケジュールの1/3の時間で仕事をしてくれました。
ワタシ、種ともこはそのことに心から感謝いたします。
|