もう情報が届いているかと思いますが、種ともこデビュー20周年プロジェクトの
一番のエポックとなっているのが、秋公開の映画「虹の女神〜RAINBOW SONG」の
テーマソング担当です。
それは、4月のある日岩井俊二さんのマネージャーの方から届いたこんなメールから始まりました。
「岩井が偶然、種さんの「the rainbow song」を耳にして、
映画のイメージにぴったりだったことに驚き、
監督、プロデューサーにも話をしたところ
みなさん一致でお願いしたい、ということになりました。」
実はこの仕事、スタッフが知り合いばかりだったり、僕にとっても偶然だらけなのですが、
きっかけもこんな偶然からでした。
「ぜひお会いしたい」との話で、5月の始めに種さんと共に打ち合わせ場所に行きました。
当然こちらちょっと緊張気味。
なんせあの岩井俊二さんですよ。
「スワロウテイル」で、「ラヴレター」ですよ。
大御所ですし、きっと気難しい人だろうし。
初対面、緊張気味のこちらに対し、向こうもちょっとぎこちない。
話がスタートしましたが、なんか僕には違和感がありました。
こういった初打ち合わせとは、大体お互い相手を持ち上げながら、それでも抜け目なく
相手を探る、なんて状況なんですが、何かがちょっと違う。
キラキラした目で、いかに「the rainbow song」が素晴らしいかを訴え、種さんの過去の楽曲の詞の非常に細かい部分まで質問してくる。しかも、ちょっと上ずった声で。
「・・・もしかしてこの人、種さんの大ファン?」
5月、6月の青山のLIVEにもわざわざ足を運んでくれました。
終わった後、楽屋に挨拶に来てくれた岩井さんは、ちょっと目を潤ませて、「素晴らしかったです」とだけ言い続けていました。
そこには、メディアを通して見るアーティスティックでクールな顔はありませんでした。
もはや疑いもありません。
岩井さんは種さんの強力な大ファンなのでした。
こんどハイパー種の友の会員に誘ってみようかと思っています。
ちなみに、彼の出身は仙台。僕と同郷です。
これも偶然です。

(インフィニティレコード 氏家)