tomokotane★blog
PROFILE

モンスター

秋田の連続児童殺害事件の鈴香被告の法廷でのコトバをネットニュースで読んでため息が出た。
この人は死ぬまでにただの一度でも本当のことを話すときが来るのだろうか。
この人は真実でストレートな気持ちを現して、それを誰か他の人と共有する喜びを知らずに生きてきたのかもしれない。万引きした品物で友だちを作り、経歴をごまかして同情を買い、その場その場で相手が気に入るような作り話で、その場を取り繕って、自分をだまして。
この人が犯した、やってはいけなかったことの重さを自覚するためには、自分の真実に自分で向き合う必要がある。そのことができるには何か、今までの彼女の人生で経験したこともないラディカルな変化が彼女の心に起こらないといけないのかもしれない。
現在の彼女を取り巻く環境の中で、そのラディカルな変化が可能なのかどうか。それはわからない。しかし、奇跡が起こって欲しいなあ。
自分より弱いものを殺す弱さの中に生まれるモンスターは奇跡によってしか消えない気がする。
重い話でゴメン。でも、ワタシも母だから。

posted by 種ともこ| 12:26 | コメント (6) 2007年11月06日 ()

コメント

マスメディアを通じて受け取る情報って、どのへんまで信じるに足るものだか怪しいですよ。私たちが知りえる情報は、常に非常に限られており、しかもマスメディアによるバイアスがかかっています。
確かにあの被告の口から出た言葉ばっかりを並べてるかもしれないけど、それは全体のほんの一部です。切り取り方だけでも印象はぜんぜん違うものになります。あの被告がたとえ真実を語ったとしても、悪意の伝言ゲームのネタにされるだけでしょう。
マスメディアの暴力は、見てて聴いててほんとに気持ち悪いです。あの無責任ぶりは、ジャーナリズムより、合コンに近い。(あんなとぼしい情報からあれだけ断定的な物言いができるんだから、裁判員になってもさぞかし立派な判断が下せることでしょう)
でもそれは、とりもなおさず受け取り手である私たちが、それを望んでいるからです。でなきゃ視聴率がかせげません。安心して批判の矛先を向けられるような社会の中の珍獣みたいな存在を欲しているからです。
で、前にも書いたけど、私が人殺しをしなかったのは、運がよかったからです。運よく人殺しを選択するような場面にめぐり合わなかっただけのことです。私はこれまで数限りない間違い(警察に捕まるようなことじゃありません)を犯してきました。性格もゆがんでいるかもしれません。もしあの被告と同じ立場に置かれたら、同じような行動を選択する可能性は十分にあるんじゃないかと思います。
さらに書けば、私は世界の貧困を見て見ぬ振りして世界中の子どもたちを見殺しにしています。

投稿者 夜の魂号 : 2007年11月07日 00:45

そのニュースは見ていません。マスコミの一方的な報道がどうも苦手でして・・・。特に話題のニュースとなっているものは漏れなく避けていますなー。

ところで真実とは何でしょう(一般論ですが・・・)。
人は多かれ少なかれ自分のフィルターを通じて世の中と関わっていく。そのフィルターを大きく透明に保つのは難しいですよ。強くありたいと思っても難しいよ。
皆が夢(人によってポジティブだったりネガティブだったりする夢)を見つつ、なんとか折り合っていくのが人間界でしょう。
この人は、自分が生きるためには、この(ごまかしの)フィルターを付けてないと駄目だったのでしょうね・・・。可哀相でやりきれません(けして行いを肯定するわけではないですよ)。被害者はもっと可哀相・・・。
本当に奇跡が起こればいいですね~(ため息)。そしてその人が”真実”とされるものと向かい合うだけの勇気を持てます様に。

真実って大抵辛いから・・・。

投稿者 さかな : 2007年11月06日 23:22

子供の頃に親から暴力を受けていたようですね。虐待する親に多いいと聞きます。親の愛情が得られないと屈折した人格に変貌するのは無理もないことかもしれません。

投稿者 A : 2007年11月06日 22:17

あ、すいません。思春期がにぎっていると言っても過言ではない、と書くべきところを、にぎっている、と書いてしまいました。訂正します。

投稿者 やすゆき : 2007年11月06日 22:08

彼女には、どうも虚ろな印象を持ってしまいます。
言動だけではなく、表情や目の色など。
人の人生は、思春期がその全てをにぎっていると、ある精神科医の方が言っていました。
自分を表現するのが苦手な人達がネクラと呼ばれた時代がありました。もちろん、そんな人達が皆犯罪を犯すわけではないのですが、彼女は思春期に何か心の中に沈殿していくものがあったのではないかと思ってしまいます。
それをすくい取ってくれる、それか吹き飛ばしてくれる何かに出会わなかったのかもしれないのは、残念です。
今重大だなと思うのは、真実がよく分らないという事です。他の事件でもこれが多いというのが問題だと思います。
愛というのは、種族を絶やさないようにするシステムで、繁栄し過ぎると薄れていくという漫画を読んだ事があります。
昨今のニュースを見ているとこれが現実味をおびてきたように思います。

投稿者 やすゆき : 2007年11月06日 21:55

どうも生活保護をうけていたとか。
仮に。仮にですが,あの家庭が大金持ちだったらあのようなことが起きたのか?と考えてしまいます。
お金がすべてじゃありません。
でも,ある一定以上無い状態だと,精神状態が下がり続けるのも想像がつきます。要するに精神の向う先が今日明日の暮らしにばかり向き,無いことでどうするか憂鬱になり,という。。。
・・・私にも子供がいますし,決して許されることではありません。
じゃあ,大昔の貨幣がないころの人間はどうしてたのか?
餌をとれるか取れないか?
餌の取り合いで,或いは食いぶちを減らすために仲間を殺していたのか?
この事件もそうですが,一番危険な香りがするのがマスコミの一過性集中豪雨的報道です。
偏った意見をくっつけて吊るしあげるだけで,国民がミスリードされてる。。。
種さんのおっしゃる通り,一人ひとりが,自分の頭で考える習慣こそが,まずは第一歩ですね。

投稿者 カミさんもトモコ : 2007年11月06日 20:16